
はじめに
SCMエンジニアリング部の村松です。
2025年1月7日から9日の3日間にかけてアメリカのラスベガスで開催された「CES 2025」に一般参加者として現地参加してきました。
イベント概要
CESとは、CTA(Consumer Technology Association)が主催する世界最大のテックイベントです。あらゆる産業のテクノロジーが集結し、実際にその製品やサービスに触れることができます。 また、世界各国の大手企業が中長期のテクノロジービジョンや新しいコンセプトを発表する場としても有名です。来場者数は14万1,000人以上、出展数は4,500以上とされています。
初日 コンベンションセンターを一通り
コンベンションセンターはウエストホール、ノースホール、セントラルホールの3会場をまわりました。出展数も多く細かくみていると時間が足りないため、気になっていたブースを中心に一通り見ていくことにしました。
メインのセントラルホールでまず目に飛び込んできたLGのブース。圧倒されました。様々な家電やAIがつながりパーソナライズされたスマートホームを実現するコンセプトでした。

Samsungは「AI for All」のコンセプトで様々なものがAIにより良くなるというアピールをしてました。 Panasonicは基調講演もしたようで、売上の30%をAIやソフト関連にするとのことです。早速「umi」が展示されてましたが、どのような家電達とつながっていくかはこれからのようです。 また、日本でも話題になっていたBlueYonderの動画が大きく流れていました。

モビリティとしては、JohnDeere、Kubotaあたりの農業機械です。JohnDeereは、センサー技術を使い、AIの分析で需要や収穫予測して利益を最大化するようなソリューションも展開しているようでした。農業機械の大きさにも驚きました。 隣に展示されていたSUZUKIは逆に「Impact of the small」のコンセプトで、そのギャップがおもしろいです。 KubotaはCESアワード受賞した搬送モビリティや、AIによる自動運転する搬送モビリティの展示がありました。農地のノスタルジックな雰囲気と未来的なモビリティの動画が素敵でした。

2日目 ベネチアンホール
ベネチアンホールは、スタートアップや各国のパビリオンの出展が多いエリアです。 小さめなブースが数多くありました。まず驚いたのは韓国の勢いです。セントラルホールでのLGやSamsungもそうですが、スタートアップも韓国の勢いがすごいです。パビリオンの大きさもスタートアップの数も多く、CESアワードの受賞も韓国が非常に多いです。

そんな中、おもしろいと思ったのはロボットを使ったファーミングシステム。SCMの世界で見てきた物流のシステムと同じようなイメージでした。

種付けから収穫までをほとんど自動で行うソリューションとのことで、オイシックス・ラ・大地のKit製造現場などに設置して一部の葉物野菜などをこれで賄うとより新鮮なKit提供とか出来そうなどと妄想しました。
日本のパビリオンもありました。かなり人が多くにぎわっておりました。物流マテハンがCESアワードを受賞していました。SCMに関する部署にいるのですが全然知りませんでした。小さく始められるところとその中でも確実に効果を出せることが評価に繋がったとのことでした。
また、こちらのホールでは、AgeTechというのが取り上げられてました。初めて聞いた言葉でしたが、健康的に年をとろうみたいなコンセプトのようです。 AARPという団体が様々な企業の製品を展示しながらコンセプト照会をしていました。HealthTechとの違いは難しくて理解出来てないですが、健康に関するTechは非常に関心が高まっていることを感じました。

3日目 気になるところをもう一度
初日に一通りみてまわったなかで、もう少しちゃんと見たいところをまわりました。 食を提供する会社として、「スマートホーム」の中でどのような事が出来るかを考える場にしようと思い、LG、Samsung、Panasonic、TCLといった家電メーカを中心に再度みてまわりました。
一番気になったのはSamsungのソリューション「Your Health, Your home」です。

食事内容や冷蔵庫の中身などから食事メニューのリコメンドをするような内容でした。

Panasonicも冷蔵庫の中身をセンシングするようなソリューションが展示されてました。

Amazonもウエストホールに出展していました。様々なモビリティ関連企業もAWSを利用して低コストで素早い開発をしているという出展でした。

ホンダはAWS上で充電ステーションと充電中におすすめする食事を提案するようなソリューションを検討しているようでした。今回発表された「HONDA 0」シリーズに順次搭載される予定とのことでした。
ブース内では、その他にもAWSを利用してこんなサービスを提供していますという発表をしていました。

番外編
LasVegasということで、VegasLoop、Sphereもしっかり体験してきました。CESもそうでしたが、こちらも未来を感じる体験でした。 AIロボットとホログラムはSphereの方がすごかったです。


おわりに
CESは非常に広範な領域での最新テクノロジーや新しいコンセプトを感じることが出来る展示会です。 初参加ということで全体的に見て回ったので、全体的な潮流みたいなものや大きなコンセプトを知ることが出来たことは非常に有意義でした。
SmartHome、HealthTech、AgeTechなどの勢いを感じ、食を提供している会社としても親和性が高く色々と出来ることがありそうだと思いました。 オイシックス・ラ・大地もこの場に立てるようなサービスが出来るのではないかと感じています。
ただし、小さなブースやそれぞれの製品に対しての深堀りがあまり出来なかったことが残念です。 AFEELA1、SONYのXYN、LOTTEのメタバース、スマートグラス、近未来なモニターなど、興趣が尽きないものばかりであっという間に時間が過ぎました。 余裕を持った準備をして、気になる所でしっかり話を聞くような事が出来ると更に良かったなと思っています。次回の反省点です。
