こんにちは、SREセクションの子安(@koyapig)です。先日、"Oistudy #5"にて、スペシャルゲストに株式会社GAUSS 加藤さん(@Brutus)
、日本オラクル株式会社 仁井田さん(@takuya_0301)
をオイラ大地にお招きし、Oracle Cloudに関する技術勉強会を開催しました。
開催のきっかけ
きっかけは人の縁によるところが大きいです。以前Oracle関連でお付き合いのあった方がGAUSSさんに所属していて、ひょんなことから@Brutusさんと知り合いになり「OracleCloud利用されてるなら勉強会やりますか?」「やりましょう!」と即決しあった記憶があります。
そこからOracleCloudの勉強会をやるのに弊社とお付き合いのある日本オラクルさんをスルーしてはいけないと思って勇気を出して声をかけたところ、快諾いただいて仁井田さんに登壇していただくことになりました。人の縁って素晴らしいですね。*1
セッション
当日のセッションについて、軽く内容に触れながらご紹介させて頂きます。
オイラ大地 子安 正史(@koyapig)「データベースのDR環境をOracle Cloud上に立ててみた、そして思ったこと」
まずはオイラ大地から私がOracle Cloudを使ってDR環境を構築した話をしました。 これまでのDR環境の課題から説明し、課題を解消するためにOracle CloudとディザスタリカバリソフトウェアであるDbvisitの組み合わせでどのようにDR環境を構築したのか、それぞれのメリットに触れながらお伝えしました。そして、なぜかいつも以上に緊張してうまく喋れなかったのだけが心残りです...。
日本オラクル 仁井田 拓也さん(@takuya_0301) 「コンテナネイティブ、OSSなサーバレス!-Oracle Functionsをのぞいてみよう-」
続いて、日本オラクルの仁井田さん(@takuya_0301)のセッションは「コンテナネイティブ、OSSなサーバレス!-Oracle Functionsをのぞいてみよう-」です。
仁井田さんは自己紹介からジブリネタとかオリンピックチケットネタでガツンと会場を掴むところから印象的でしたし、「大阪リージョンが2週間以内に利用可能になります!」との大きな情報を冒頭で出されたのが巧みでした。*2セッションの内容は2019/8に発表されたばかりのOracle Functionsについて実際のデモも交えた紹介で、Fn Projectという"Open Source. Container-native. Serverless platform."なOSSを用いてOracle Functionsにデプロイされていました。デモの内容は日本語のチュートリアルとしてドキュメントもあるそうで、Oracle Functionを始める際には重宝しそうですね。Oracle Cloud - PaaS ドキュメント - ビギナー向けチュートリアル
GAUSS 加藤 健一さん(@Brutus) 「AIスタートアップのインフラエンジニアが語るOracle Cloudの可能性」
続いては、GAUSS 加藤さん(@Brutus)より「AIスタートアップのインフラエンジニアが語るOracle Cloudの可能性」です。元々AWSで動いていた物を半数以上Oracle Cloudに移行して、尚且つTerraformを使用した構築やコード管理などにも挑戦しているという話を細かく話してくださいました。また、Oracle Cloudを導入するメリットやもうちょっと頑張ってほしい所なども話してくださりとてもわかりやすかったです。特に印象に残ったのが、既存運用の負債について話している時に出た「真実はサーバーの中に・・・」という内容です。ドキュメントなどでまとまっているのがベストですが、それができていないというのは私も他人事ではないので胸が痛かったです。ご自身が書いたQiitaの記事の宣伝も忘れずされていました。私も読ませて頂こうと思います。
LT&懇親会
セッション終了後は、希望者によるLTと懇親会、弊社HR部から弊社で取り扱っている野菜の差し入れを頂きましたので、野菜をかけたじゃんけん大会も実施しました。
プレゼント発表された野菜はこちら #oistudy pic.twitter.com/ignBElC1JL
— hitokamu (@hitokam) January 27, 2020
LT1: アドベントカレンダー から学ぶOCIの空気感
オイラ大地の林如弥(@morihaya55)から、Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2019を読んで感じたOCIの空気感についてLTがありました。 一晩でOCI advent calendarを読んで、印象に残った記事の内容を話していくというものでした。 記事の内容もわかりやすくまとめっており、私自身アドベントカレンダーを読めていないのですが改めて読んでみようと思わされる内容でした。 発表の中で、3つのラベルづけ(運用・開発・情報)をしていましたが、やはり運用系(バックアップなど)の記事が多かったようです。確かに使う側としては一番気になるところなので、資料があるととても助かりますね。
www.slideshare.net
(もりはやコメント)
SREの林です。今回も素晴らしく楽しいイベントでした!このLTのために読んだアドベントカレンダーの中の記事の一つ KNOPP’s blog - guacamoleで作るリモートゲートウェイ で、Apache Guacamoleという素晴らしいプロダクトの存在を知り、早速導入をして運用作業の一部がかなり効率改善されたことをここに報告します。全く予想してなかった知識だったので、やはりアドカレの多様性は素晴らしいなと改めて感じました。その他にもいい記事がいっぱいで多くの刺激と知識をもらいました。
当日は夜間から翌日にかけて降雪の予想もあり参加者の皆様も足が遠のくかと心配しましたが、期待以上の人数とOracleの有識者にお越し頂けて、イベントのホスト側としてとても嬉しく感じたことを覚えています。
それぞれの発表に良さがありましたが、弊社のkoyapigが並居るOracleのツワモノの皆さんを前に見たことないくらい緊張しているのが新鮮でした。*3
後日登壇者の皆さんと打ち上げをやったのもいい時間でしたね!
#oistudy 打ち上げやってます!! pic.twitter.com/f29AtG6l47
— もりはや (@morihaya55) February 7, 2020
まとめ
とても勉強になり、有意義な時間になりました。弊社でもまだOracle Cloudを使い込めている訳ではないので、加藤さん、仁井田さんのセッションからとても勉強になることが多く、有意義な時間になりました。
現状、Oracle Cloudの勉強会はそこまで多くないと思っております。そんな中自社開催するにあたり、正直オイラ大地がOracleの勉強会をしても...という不安はありましたが、ご協力頂いた加藤さん、日本オラクルさんのおかげで成功に終わったと思います。改めてお礼申し上げます。これからも定期的に勉強会を開き、Oracle Cloudを一緒に盛り上げていけたらと思います。
おまけ
参加者からの宣伝
当日ご参加頂いた方からイベントの告知がありました!諸般の事情で中止になってしまいましたが、改めて開催する予定ということなので興味がある方はご参加ください!
会場貸し出ししてます
注意: 会場提供は新型ウィルスが落ち着いてから再開を検討しています(2020/02/19時点)
今後もオイラ大地ではオープンに勉強会を開催して行きたいと考えています。
会場として提供できる2つのフロアがありまして、社員の裁量で自由に利用ができます。
- 会場1: 30名程度、キッチンスペースが横にあります
- 会場2: 100名程度、テーブルを片付けると300名くらいまで可能です
どんどん活用したいので興味のある方(個人でも会社でも)気軽にご連絡ください!
エンジニアのための会場提供始めました。 (野菜ジュースもプレゼント!)
*1:声をかけておいてなんですがあっさりと快諾頂けたのでとてもうれしかったです
*2:大阪リージョンは2/3に利用可能になっています https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/oracle-builds-on-cloud-momentum-with-five-new-regions-worldwide
*3:普段は本番DBを管理する鋼のハートを持っているだけに余計に