SREの林(@morihaya55)です。年の瀬も迫り、私個人も仕事納めが終わりましたので2019年の振り返りを書きます。個人の振り返りについては個人ブログなどでやるとして、本ブログでは「イベントの会場提供」をテーマにしてみました。
はじめに
オイシックス・ラ・大地株式会社*1は無償でコミュニティ*2にイベント会場の提供を行なっています。
会場について
oisix 会場提供
の2つのキーワードでGoogle検索をすると次のページが表示されます。*3
詳細は上記の記事に任せますが、以下の条件の会場を、定時後や休日などで予定が空いてさえいれば社員の裁量で貸し出すことができます。*4
- 会場として利用可能な場所は2つあり、それぞれ30名と100名規模
- Wifi、スピーカー、スクリーン、椅子などの設備有り
- 飲食OK
- 野菜ジュース付き
会場提供の依頼方法
上述した会場提供の紹介ページからフォームを送信していただいても良いですし、知り合いのオイラ大地メンバーにお問いあわせ頂ければ空き状況を確認いたします。私の場合はTwitterで気軽に連絡いただけると反応が早いです。
2019年の会場提供したイベント一覧
それでは早速振り返りましょう、表形式でドドンと提示しますが、合計で27つのイベントに会場を貸していました。*5*6
参加者が100人に迫るような大きいイベントもあれば、自社メンバも含めて6名程度なこじんまりとしたイベントもあり、私も参加したイベントに関してはそれぞれが思い出深いです。 27という数字は平均すれば月に2回以上のペースとなりますので、個人的には結構やってるなという感想になりました。
個々のイベントを簡単に振り返る
全てではありませんが、いくつかピックアップしてそれぞれのイベントの思い出を振り返ってみます。
2019/02/08 GitLab CI ハンズオン #2
GitLabはオイラ大地も長年活用していますが、GitLabCIはお試し程度の一部でのみの利用でした。このイベント開催をキッカケに社内でもGitLabCIの活用が加速したような印象を持っています。*7
gitlab-runnerさえ入れてしまえば既存のサーバも手軽にCIに取り込めてしまうのが、VMがまだまだ多い弊社のシステムにフィットしています。
GitLabCI以外に、このイベントで大きな収穫としてはAnsible界隈で知らないものがいない"金魚の人"こと横地さんと直接お話しする機会を持ち、後日改めてAnsible談義をすることになったのは感慨深いです。その様子は以下にブログしました。
横地さんとの出会いは、コミュニティ勉強会の醍醐味の一つと言える"参加者同士の交流"が最大限に発揮された一つの形だったと考えています。
2019/03/26 Ansibleもくもく会 (サーバ編)2019.03 in オイシックス・ラ・大地!
私たちSREチームにとって構成管理ツールとしてはもちろん、アドホックに数十台のサーバを一括操作するツールとしてもなくてはならないAnsibleのコミュニティイベントです。 当日はメンターとして赤い帽子の中の強い人たちが来ると聞いて震えていたのですが、話す前から皆さん素敵な方ばかりでワークショップだけはなくて自分のAnsibleコードの細かな課題について相談するなどして得難い時間になりました。
2019/08/01 Terraform meetup tokyo#1
TerraformもSREチームとしては欠かせないものです。8月はちょうど新案件でTerraformをガシガシ書いてる頃で、その少し前にSlackで立ち上がっていたTerraformJPでMeetupやるかという流れに反応して「会場ならあるぜ!」と声かけするところから始まっています。他のイベントではあまりみないWorldCafeという参加者同士のトーク時間を設けたり、別イベントとして"Source Code Reading"というツールを使うだけじゃなくてコードも読んでみようという会も行なったりと、Terraformに留まらない学びが多いイベントです。*8
2019/10/11 | 熱演!再演!PGConf.Asia 2019
参加者の半数近くがPostgreSQLの開発に関わっていたような、ものすごく濃密なイベントでした。私はPostgreSQLのDBAとしてのロールもあるため、来る方を見ながらいちいち「新しいパーティションを作ったあの方だ!」とか「PG-Stromの中の人だ!!」とか同僚に熱く語ってちょっと引かれるなどしましたが、バリ島の熱気が伝わってくる素晴らしい時間でした。
2019/12/06 Neo4j ユーザー勉強会 #28
jp-neo4j-usersgroup.connpass.com
2019年最後の会場提供となったNeo4jのユーザ勉強会ですが、弊社の常連さんと言えるでしょう。*9 主催の株式会社UTI様からは、毎度食事の手配も頂くなどお客様としても利用を感謝しています。
参考までに以下の大皿メニューが提供されます。食材は全て弊社の高品質なものを利用し、調理はDAICHI TO KITCHENという社員食堂のサービスを行なっているトレテスさんが担当いたします。1皿5,000円程度でご用意しますのでご興味ある方は別途ご連絡ください*10。
Oistudyシリーズ
Oistudyは"OisixのStudyなEvent"という意味から来ている自社開催のイベントです。Twitterハッシュタグとして約10年前に利用されていたものを今年復活させました。*11「自社開催だから、いい意味で気楽に楽しんでやろう」をモットーに、毎回テーマもゲストも変えています。
Oistudyについては今年の回全てに言及したいところですが、あえて直近の OiStudy #4 - カメラをテーマにわいわい にフォーカスすると、全く知らないジャンルの技術でも、プロや経験者が熱く楽しく話す
のを見てるだけでもめっちゃ楽しいという知見を得ました。私はスマホ*12で満足してしまえる人間ですが、この回をキッカケにカメラの面白さとその底知れぬ深さを垣間見た気がしています。
2020年の一発目も予定が決まっていて、OracleCloudをテーマにGAUSSさんをゲストにやります、楽しみです。 oi-study.connpass.com
まとめ
以上、2019年の会場提供を振り返ってみました。弊社の会場は立地も設備も良さがあり、その利用への社員の裁量権も与えられている素晴らしい条件が揃っているので、2020年も楽しみながら前向きにコミュニティに貢献していければいいなと考えています。それではみなさま良いお年を!!
余談
こういった会場提供に関しては大変な面もあります。社内やビルへの簡単な申請、音響や映像機材の準備、片付け、帰宅時間が遅くなるといったものです。
それも以下のような裁量の前には大したことではないと考えられてしまいます。
- 後片付けさえちゃんとやれば、自由に場所を利用できる*13
- 費用が発生する空調や野菜ジュースの手配に人事さんがポジティブに対応してくれる
- 音響 ・映像機材も自由に利用できる
そして何より技術を学べ、交流が生まれるような場を貸す側に立って見ると、多少は大変だがとにかく楽しいという手応えがありますし、私もコミュニティから多くをもらってきているので、それらが次へのモチベーションとなっています。
*1:以後はオイラ大地とする
*2:主に技術系がメインですが、それに限定しません
*3:2019/12/29時点ではTopに来た
*4:逆に日中は業務で利用しているのでイベント用途では利用できません
*5:自社開催のOistudyなんかもありますが、外部の会社・技術者を招いているのでカウントしています
*6:このリストは私がSlackとか社内イベント管理表などからざっと集めて作ったものなので、漏れがあるかもしれませんがご容赦
*7:主に私が進めた気もしますが...
*8:加えて、このコミュニティの関連でとても頼れるエンジニアにチームにジョインしてもらったりして最高だったりしてます
*9:Neo4jさんは5回以上利用いただいてます。残念ながら弊社内でのNeo4j利用はありませんが...
*10:ちょっと営業してますが、実際美味しいですよ
*11:10年前のTweetハッシュタグを追うと、え?あの人も参加していたの?と驚くかもしれません
*12:Google社のPixel3aです、キビキビ動くし写真も悪くない印象です
*13:さらに付け加えると、関係なかった同僚が片付けだけスッと手伝ってくれたりして感謝で泣きそうになります